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自分の描く理想だけが幸せの道とは限らないかもしれない、と思った。

思ったこと

今回就活を通してみて思ったのが、タイトルのとおりです。
先日は某企業の女性社員さんが過労で自殺されたというニュースのこともあり、世の中にどれほど過労死する社会人がいて、また就活で絶望し自殺する若者も少なくはないという厳しい現実と対峙させられました。

就活の序盤は、慣らし運転みたいなもので、まあ調子がついてくるとなんとなく「お、自分イケるんじゃないか?」と思えてきまして、結構元気だったりしました。(転職サイト見て応募してるだけなのにね…)
しかし、いざ面接が目の前に迫った瞬間、急に今まですっかり忘れ去られていた現実を思い出します。
ライバルは何十人もいるかもしれなくて、そのうちの数人…下手したら1人しか選ばれないかもしれない。自分は経験なんて無に等しいし、学歴も悪い。
そして「もしもどこからも内定がもらえなかったら?」という、鋭い刃で自分の肌を何度も切り刻んでは苦しんで、また切り刻んでは苦しんで、まるで自傷を繰り返すかのようにその言葉を何度も唱えてしまうようになりました。
徐々に精神状態もおかしくなり、統合失調症の陰性とほとんど変わらないような状態にもなりましたね。就活に対する不安を並べ始めると、今度はだんだん社会への不満、怨念、最後には何故か国家や政治の話にまで及ぶという…。
昨日までバリバリ活動できていた身体が、翌朝になると限界が来たのか、一切身体も動かせず、ただひたすら眠くて、頭のなかでは就活のイメージトレーニングでブツブツ言葉を並べていて、今にも気が狂いそうでした。
精神薬を漁って昔飲んでいた安定剤を飲み、酒を飲み、毎日泣いて、「就活がダメだったら自殺しよう」などと考えたりしていました。

理性がある今では、いやいや就活失敗くらいで自殺なんて大げさだろうがと言えてしまうのですが、そうとすら考えられなくなってしまうこの精神状態は、きっと過労のときと同じなのだと思います。
必死でしがみついてる一本の糸に命をかけている感じですよね。手を離したら死んでしまう。下も見てはいけない。実際には下には何もないし、高さだってそこまであるわけでもないのが本当の現実です。

そんな感じで、「あ、これ以上頑張ってたら本当に頭がおかしくなってしまう。」と危機感を感じて、就活は10月いっぱいで終わりにすることに決めました。
本当に多分これ以上やってたら、洒落にならないくらい病気が悪化したり、自分がおかしいことにも気付けなくなってしまうような気がして、それが一番怖かったのでそういう決意をしました。(自分の頭がおかしいことすらわからなくなるのだけは嫌だった)
「別に就活だめだったら、また来年頑張ればいいじゃん。それまでにもっとライターの勉強もして、絵の勉強もして、デザインの勉強も始めればいいじゃん。」
そういう風に考えられるようになった瞬間、ノイローゼ状態だった脳みそもすっかり軽くなり、本当に霧が晴れたかの状態になりました。
考えるのをやめたくてもやめられなかった面接用のイメトレももう勝手に再生されなくなったし、意味不明な発言をすることもなくなった。
むやみに酒を飲むこともしなくなった。

そっからは、とにかく今の現状じゃ自分の希望するとこに入るのは難しいということを強く実感したので、かえって今の仕事でもっと活躍できるように頑張るべきなのかもしれないと思うようになったりもしました。
また、先日自作で冊子を作ったことから、グラフィックやエディトリアルデザインにも興味がわいたので、視野を広げるためにも仕事の幅を広げるためにも勉強をしよう!と思ったり。
さらには、最近はペットが飼いたくて仕方がないので、柴犬の購入も検討しようなどと考えたりしています。
もちろん内定が0だったらですけど、多分0なので、柴犬との暮らしを日記風に漫画を描くのもいいかもなーなんて計画しています。そのために絵柄や画風を研究したい。

こんな風に、『もしも就活で失敗したときの人生プラン』を考えてるうちに、意外とそっちのほうが自分のやりたいことを明確に映し出しているような気がしてきました。

最初は、企業につとめて、安定した給与を得て、ボーナスなんかもらって服買ったりして、職場の人といやいや言いつつ飲みに付き合って、仕事に追われて、遅くまで残業して、
まあそんな普通の暮らしがしたいなあ、なんて思ったり。親も安心するだろうし。
自分が就活で成功すれば、自分みたいな弱者が希望を抱いてくれるかな、なんかアホみたいなことを思ったり。
していたのですが、でもだんだん実家で暮らしていると年老いてく親を見ていて、一緒に出かけたりしていると、こういう風に慎ましやかながらも一緒に来るまで出かけたり買い物したりしているほうが親にとって幸せなんじゃないのかなと思ったり…(もしかしたら私は邪魔かもしれないけど)。でも介護はめんどくさいなあ。
就活で成功ってなんだよソレ、アホらしい。むしろ色んな生き方があることを伝えたほうが、ずっと良いんじゃないだろうか?

映画『GO』で好きな台詞がある。
「広い世界を見るのだ」
この台詞が本当に好きだ。
この言葉の意味は色々あるんだろうけれども、自分にとってのその意味はなんとなく見つけられたんじゃないかなと思う。

まあどの人生選んでもむくわれないこともあるだろうし、その反対だってあり得るわけじゃないですか。
自分にはこの道しかないと勝手に決めつけて、その道しか本当に無いわけがないんですよ。きっと。
私はただそう思いたくて、そう書いてるだけなんですが。

いい部屋に住みたいだとか、きれいなオフィスで働きたいだとか、職場の人とコミュニケーションとりながら働いてみたいだとか、ボーナス欲しいだとか、所詮私の望みってそれくらいだし、全部くだらないと言えばくだらない。くだらないなんて悲しいこと言いたくないけど。いい部屋にだけは絶対住みたいけど。

自分が幸せになれて、周りの人を巻き込まずに済むんだったら、別になんだって良いんじゃないかと思う。
私はとりあえず、もっと文章や絵の研究・勉強をして、色々やって、頑張って、柴犬と暮らしたいかなあ。


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