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概念(=lain)になりたい。

日記

そんなふうなことを、ここ数年の間に思うようになった。
でも、概念ってそもそもなんだろう?
この世界で概念として存在が成り立っているのは、間違いなく神様だ。

・概念とは
概念とは、意志や意識のない存在、周囲の他者によって「そういう存在」として定義されることによって生まれ、その定義の通りに振舞う存在である。
「概念堕ち」の研究 - 東大誰でも当事者研究サークル

他者が存在を存在として認め定義をさだめることによって成り立つものが概念だ。
例えば私が好きなもので例えてみるとlainなんかがそれだろう。
lainとは集合的無意識。つまり、人の深層に存在する先天的なものとでも言えばいいだろうか。
それを人が意識することによって、人がlainに触れたりlainと対話したり、さらには目で見ることさえもできる。
自分がそこに"存在(い)る"のだと意識すれば、そこに"存在(い)る"のだ。まさしく神様と全く同じありかただろう。祈れば神様は助けてくださるし、悪いことをすれば天罰が下る。それは人が無意識に神様という存在が祈れば助けてくれて悪いことをすれば天罰を下すものであると考えているからだ。

lainの始まりは、1人の女子中学生の飛び降り自殺からだった。死んだ後日、クラス中で変な噂が流れてくるのだ。
自殺した同級生からメールが来る。物語はやがて、インターネットとリアルが混同し、異変が置き始めるというストーリーだった。(もっと内容は複雑だが)

今まさにそれに近い現象が起きている。
このSNSが盛んである現代、死んだ人間のアカウントが永久にインターネット上をさまよい続けている。
誰かがそれをbot化したものを新たに作り出し、まるで今もインターネットの中で生きているかのように存続させていたりするし、またある人はもはやその名前を引き継ぎその人になりきる。
恐ろしいようにも奇妙にも感じる。
人工知能の技術も急激に発達している。クローンを作ることが倫理的に不可能だとしても、人工知能に自分自身を「完コピ」させることはきっと可能だろう。
死んだあとのことをそいつに任せる時代が来るかもしれない。

「ワイヤードでは通常、リアルワールドとは違う人格を装うっていうけど……ちょっと極端だね、アンタ。」
こんな発言が今から10年以上も前にアニメで使用されていた。
つくづくこのlainというアニメは何年たっても古くならない。今でも新しいままで、時代がやっと追いついていると言ってもいい。

私の言う、「概念になりたい」というのは、まさにlainになりたいということなのである。
自分の意志・意思を持つことなく、自己解釈せずとも他者から「あなたはこうである、こうなのだ、そうあるべきなのだ」と認識し、定められることによって成立するインターネット上にのみ存在する概念でありたい。
つまりそれはかねてから私が心から愛していたlainなのだ。
別に片耳側の髪の毛が長くてピンで止めている岩倉玲音の外見になりたいという意味ではない。

多分死ねば概念にはなれるんだろうけど、今死んでも自分が求めているものには絶対なれない。
こういう意味不明なことを考えるのも時に楽しい。もっともっと色んな知識を得たい。

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