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この町は死んでいる

先日、母のリクエストにより熱海へ日帰りで行ってきた。

そこで撮影してきた写真がいくつかあるので、まずはそれを見てほしい。


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写真にうつっているものはもちろん町のごく一部な部分であるが、熱海は中心街を歩いていてもこのような寂れた建物と廃墟が多く存在していた。

中でも、坂になっている住宅街ではコンクリートの建物が目立った。おそらく人は住んでいるはずであるが、老朽化も進んでいるためかだいぶ年季の入った雰囲気が漂っていた。その雰囲気に限っては、訪れたこともない軍艦島をやや連想させるものがあった……とでも言っていいのやら、いやもちろんこの発言は失礼極まりないに決まっている。でも同じ静岡県民として、中の人として言いたい。

この町は死んでいる。

なぜなら熱海は観光地であるはずだし、何よりも人が住んでいる。きちんと命がある。それなのに、これはまるでゴーストタウンだ。この脈が感じられない様子は一体何なのだろうか?

ぽつぽつとおしゃれなカフェがあったり、ゲストハウスがあったりはする。だけどこんなんではまだまだ足りない。これだけで来年にはオープン予定のでっかい駅ビルには勝てないだろう。

私は熱海からそう遠くはない場所に住んでいる。先日はイオンモールがリニューアルオープンして、以前よりもお店の種類も品揃えも良くなっていた。イオンも馬鹿にはできないなと感じていたところである。しかし、対して熱海の商店街はどうだろうか?お土産屋もそうでないお店も何かいまいち古臭いのは否めない。海も山も寺もお城もあるのに鎌倉に勝てない。

なぜだろうか?駅ビルができれば熱海が生き返るのだろうか?そんなはずない。

「買い物だけが人生だ。」「買い物をしろ、金を使え。」

そんな風に押し付けられているようにすら感じる。東京も、四谷駅前にでかい商業施設ができるらしい。どうして今も十分都市として成り立ってる東京にまで次々と商業ビルを作るんだ?オリンピックが東京で行われれさえすれば東京が国が潤うはずだなんて淡い期待をいだき信じてる馬鹿な「昔はよかった」なんてほざいてるクソ共が根拠もなしに多額な金をついやして根拠のない自信をやたらでかい無機質なビルで必死でカモフラージュしている、ように感じるのだ。

デザインが特別優れてるわけでもないただの四角いビル、その中にある店だって1階に入ったお店の雰囲気を見ればどういう層を狙ってるかほとんどわかる。イオンがどこも似たようなブランドが入ってるのは値段もデザインも無難だからだ。流石に無難にするとあまりにも個性も特徴もなさすぎるので、うちの地元のイオンみたいにでっかくリニューアルオープンして地域限定の和菓子屋や洋菓子屋をなるべく入れたり、お土産を豊富にしたりするんだろう。確かに確実に前よりは良くなった。それはいち消費者として実感している。

熱海の駅ビルが果たしてどんなものになるかはさてわからないが、おおかた小田原とそう変わらないだろう。あそこも駅ビルができたおかげで、駅から出ずに息抜き(つまり、飲食とか買い物とか)ができるようになった。もはや小田原駅を降りると何があるのかさえ知らない。これからの新しい世代の若者たちが、熱海もそんな「駅の中でこと済ませられるので外に何があるか全然知らない」なんて町になってしまわないか不安に思う。ちなみに、今熱海の駅ビルの調べてみたら一応地元商品やグルメをメインとするようだ。そりゃそうだよな。駅前の商店街はもう用なしだ。

さらに申し訳ないが熱海は食に関してもイマイチパンチが無い。正直海鮮料理は普通レベルの味に対して、価格はランチにしておよそ1500〜2000円ほど。飲み物やデザートがつくところは少ないだろう。熱海にある食べログ好評価のお店は、観光地だけど競合店が少ないおかげで自動的にたいしてうまくないけど客がたくさん入ってくれているおかげだろう。うちの地元なら1100円出して、海鮮丼がドリンクとデザート付きで出る。新鮮さをもとめるなら清水あたりのほうがもっといいだろう。というか、もうさわやかで十分だ。

 

と、まあこんな感じで長々とボロクソに熱海をdisったわけなのですが、地方の現状ってこんなにも悲惨なのかと本当にショックを受けたんです。

最近知名度が上がってきた我が富士市を誇る(?)岳南鉄道も、今になって電車の外装を一部リニューアルしたんですよ。多分若者受けを狙ったんでしょうね、別にそこまでひどいわけじゃないんですが、「ちがう!そうじゃない!そこを今風にすればいいんじゃないよ!電車の外装はあの地味なままでいいんだよ!」なんて思いながら、地元の方たちもおそらくかなり試行錯誤で探り探りしながら、どうすれば地域活性化につながるかをがんばってらっしゃるんだなあ…と、わたくし地元愛みたいなものが生まれて初めて芽生えまして…なんかこう…Webメディアで力になれるようなことがあれば全力で地域活性化に協力したいと感じている。

 

自分は、すべての都道府県にそれぞれの良さと価値があって、それが全て揃って初めて日本という国がデザインされてほしいと思っています。

私も今人生を試行錯誤しながら生きてるので、自分のやりたいことを手探りでやってるんですけど、まあ、そこらへんの話は今日の面接で感じたことと共に後日書きます。おわり。


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