読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

便利な日本語『ブス』

思ったこと

note.mu
まとめると、自分よりはるかに美人な同期が、先輩の下ネタに不愉快だと伝えたことによって影で「あいつはブスだ」と愚痴を言われてた。というお話です。

男性の言う『ブス』は、言葉のまま顔の良し悪しを示す場合ももちろんあるだろう。しかし私には、生意気、自分の思い通りにならない、さらには自分の立場を脅かす女、という意味を含んでいるように思える。少なくとも、同期が最初から媚びへつらっていれば無礼マンもこのようなことは言わなかったのではないか。彼女は正論で相手を打ち負かす。反論の余地がないことがわかっているから、彼はせめてもと幼稚な言葉でブスの烙印を押す。

この記事の作者はこのように、自分より美人な同期がブスだと陰口を叩かれている現実に戸惑い、男性の言う『ブス』という言葉について自分なりに解釈をしている。

ブスという言葉は、誰もが容姿が劣っていることを表す俗語であると遺伝子レベルで女の脳みそに叩きこまれている。女性の容姿を侮辱するとはなんたることか。
しかし少し待って欲しい。作者は先にこう述べている。

ブスブス連呼しているのは先の営業社員だが、彼はどこにでもいる普通の自称ドSのクソ野郎だ。自分は辛辣で鋭い指摘や物言いが出来、周りを楽しませる下ネタが言えると思い込んでいるスタンダードなクズである。

作者は先輩の人格を否定するかのように、『クソ野郎』『クズ』と言葉を並べている。
人間の容姿を侮辱することは許されないのに、人間の人格(内面)を否定することは許されるのだろうか?

クズと罵られているこの男性社員にとって、女性を崖から突き落とすのに最も効果的である砲弾が『ブス』という二文字だったに過ぎない。それと同じように、作者もまた、この男性社員を一撃するのに最も効果的だと思ったから、あのように述べたのではなかろうか。

なぜ男が女の醜さを指摘するときにブスという言葉を使うかを考えてみれば、それは女がブスという言葉が容姿に限定して使用される侮辱的表現だと狭い解釈をしているからに過ぎない。
ブスと言われて「私の顔はブスじゃない」なんて言い返した時には、「その心がブスなんだよ」と吐き捨てられるだろう。




今日の反論の練習はここまで。


PAGE TOP